あなたはこんな言葉をよく耳にしませんか?
「あの人は生まれつき頭が良いから…」
「あの人は特別だから…」
「あの人はもともとの地頭が良いから…」
人はよく人の頭が良いことを「生まれつき」「遺伝」のせいにします。
が、本当にそうなのでしょうか。
実は最近の研究でわかったのは、人のIQは遺伝や生まれつきではなく、生まれたあとの幼児期の環境の要素が強いということ!
この記事では、IQは生まれつきではないという研究結果について、また、IQや非認知能力の高い子供を育てるための方法をまとめたいと思います。
Contents
IQは生まれつきだけではなく、環境の要素が強いという事実
「IQは生まれつきではない」と聞いて、にわかに信じがたいという方もいると思います。
が、ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・J・ヘックマン教授の研究で有名な「ペリー就学前プロジェクト」で明らかになりました。
ペリー就学前プロジェクトとは
1962年から1967年の間、アメリカ・ミシガン州に住む低所得者層家庭の3〜4歳児の子供たちを対象に、123名の子供たちを2つのグループに分け、就学前教育を施す子供と施さない子供を比較するという実験が行われました。
この就学前教育は、子供達は毎日2時間ずつプレスクールに通い、週に一度は先生が各家庭を訪れて90分間にわたり指導、同時に親に対しても指導するというもの。
この2つのグループの子供たちに対しては長期間の追跡調査が実施され、調査は子供たちが40歳になるまで続けられました。
追跡調査の結果がこちら。
教育を受けた子供と受けなかった子供を比較すると、14歳時点での基礎学力の達成度、高校卒業率、40歳になった時点での月収や持ち家率はいずれも前者のほうが優れているという結果になりました。
IQの高い子供に育てるためには幼児期の取り組みが大切
「幼児期の環境が脳の発達に大きく影響する」という事実はヘックマンの研究だけではなく、脳科学や発達心理学などでも明らかになっています。
ユニセフが、毎年出している「世界子供白書」の冒頭でも、今から10年以上も前に以下のように断言しています。
【2001世界子供白書】
子どもが3歳になるまでに 脳の発達がほぼ完了する。
新生児の脳の細胞は多くの成人が「何が起こっているか」を知るずっと前に増殖し、シナプス(神経細胞の相互間の接続部の事)による接合が急速に拡大して、終生のパターンが作られる。
~3歳までに脳内のシナプスが急速に発達し、更に言えばそこで脳の発達はほぼ終わってしまうということが書かれています。
また、日本でも平成21年に文部科学省幼児教育課が「幼児教育の無償化の論点」と言う論文を発表しています。
特に0歳~3歳期の教育の重要性は、脳科学でも明らかで、人間の脳は3歳までに80%、6歳までに90%、12歳までに100%完成すると言う事がわかっています。
つまり、この幼児期(特に0~3歳)に脳に適切な育児で電気的刺激を与える事によって脳内のシナプスをどんどん増やし、脳内細胞の結合を促進することが大切であり、適切な教育を行えば、IQや非認知能力をあげることができるというわけです。
IQを高めるために幼児期にすると良い取り組みとは
幼児期の教育が大切だということはわかったものの、じゃあIQを高めるためには具体的にどんなことをしたら良いのでしょうか?
IQを高めるためには、先程出てきたシナプス(神経細胞の相互間の接続部)をどんどん増やすことが大事です。
このシナプスはどうやって増やすことができるのかというと、とにかく幼児期に脳に刺激を与えること。
脳に刺激を与えるためには、五感を刺激してあげることが大切です。
色々なものを見せて、たくさん話しかけてあげて、
色々な触感のものを触らせてあげたり
色々な味覚のものを味わわせてあげたり
色々な動きをさせてあげたり
いろいろな匂いを嗅がせてあげたり
動くものを見せてあげたり…などなど。
赤ちゃんが動かないうちでも、何を考えているのか分からないうちでも、実はちょっとしたことが赤ちゃんにとってはかなりの情報量!
一口に0~3歳の取り組みといっても各月齢のステージがあるので、詳細な取り組みに関しては別途記事で紹介しますが、思った以上にできることはたくさんあるんですよ★
賢い子供を育てるためには他人の手を借りるのも◎
IQの高い、賢い子供を育てるためにはとにかく幼児期の子供への関わり方が大事ということはおわかりいただけましたでしょうか。
とはいえ、色々な取り組みはやってみたいと思うものの
「何からやっていいのか分からない…」
「時間や心の余裕がなくてそんなに取り組みができない…」
という方も少なくないと思います。
そんなときは、他人の手を借りるのも1つの手です!
今は色々な幼児教室がありますので、実際に子供への取り組みをやってくれるだけではなく、パパ・ママへの正しい取り組みのやり方を教えてくれます。
幼児期からそんなお金をかけるなんて…とも思うかもしれませんが、実はこの幼児期の投資が一番効率的でもあります。
冒頭に記載したヘックマンの話に戻りますが、「教育への投資の効果が一番高いのは幼児期である」ということも明らかになっています。
こちらがその収益率のグラフです。
ご覧の通り、教育効果が最も高いのは就学前(小学校入学前)の幼児教育です。
つまり、3歳までの子供への投資が、その子のその後の人生にプラスの効果をもっとも多くもたらすと言えるのです。
幼児期はとにかく自由に遊ばせて、高校や大学になったら焦って高い塾や予備校に通わせはじめる…という親がほとんどですが、実はこれ、経済的には効率悪いんですね。
幼児期に投資をしておけば、(もちろん高校や大学で遊びまくってても良いという話ではないですが)色々と高い塾や夏期講習に通わせなくても良く、勉強の効率がよくなります!
なので、幼児期に幼児教室などに投資するのは理にかなっていると考えられますね。
実際にベビーパーク(大手幼児教室)なんかは実際に通った子供のIQも公表しており、ベビーパーク(0~3歳)、キッズアカデミー(3~8歳)を卒業した子供の知能は、平均してIQ150を超えています。
相性などもあるのでIQが全てではないですが、他に効果を発表している幼児教室はないので、成果を明確に発表しているのは1つの指標になりますよね。
ベビーパークに関しては私も無料体験に行き、理念や取り組みなどに共感しました。
通う・通わないは体験後に考えるにしても、行ってみるだけで勉強になります。
そのときの体験の様子はこちら↓
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[/box06]体験は無料ですし、全国各地に教室はありますので少しでも興味があれば行ってみることをおすすめします。キャンペーンもやってます^^
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