こんにちは、ゆーままです。
先日、もうすぐ3歳のピクサー大好きな息子を連れて、ずっと気になっていたピクサーのひみつ展に行ってきました!
これから行こうかなと迷われている方、「子連れでも楽しめるかな…」と心配の方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
ピクサーのひみつ展とは
「ピクサーのひみつ展」とはそもそも何なのでしょうか。
ピクサー・アニメ ーション・スタジオの映画を生み出す「技法と科学」に迫る展覧会「PIXAR のひみつ展 いのちを生み出すサイエンス」は、実際のアニメーション制作のカギとなる8つの工程を通してPIXAR アニメーションを支える科学について学べるハンズオン展示です。
モデリングやリギング、アニメーションといった専門的な知識や技術を、『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』など PIXAR アニメーションの人気キャラクターを使って体験することができ、 自由研究などにもお勧めです。
ぜひこの機会に、その魅力を紐解く『PIXAR のひみつ展』をお楽しみください。
(ピクサーのひみつ展 公式サイトより)
概要にも書いてあるとおり、ピクサーの「技法と科学」にフォーカスをした展示となっています。
素人の私が「アニメ技術」ときくと、絵を書くところから塗ったり動かして…というようなイメージだったのですが、このイメージが覆されました。(この辺は実際に展示内容を写真でお見せする方が早いので下へお進みください。笑)
ピクサーのひみつ展混雑具合と所要時間は?
PIXARのひみつ展の混雑具合ですが、7月末の土曜日、お昼すぎ2時頃に行って40分待ち。
土日とはいえ、2019年4月13日(土)からやっている展示で、半ばでこんなに混雑しているなんてすごい人気です!
ちなみにチケット売り場についてしまえばすぐに会場には入れます。
ピクサーのひみつ展の料金・割引について
ピクサーの秘密展の料金は
一般1,800円
高校生・大学生1,200円
4歳~中学生600円
シニア(65歳以上)1,500円
となっております。
前売り券が断然お得!
ちなみに平日限定なので今回私は使えなかったのですが、当日でも「My disney」というアプリを使えば前売り券と同じ価格(一般1,500円)に割引をすることができます!
実際のピクサーのひみつ展の内容は?
前置きが長くなりましたが、実際のPIXARの秘密展の内容を紹介していきたいと思います!
チケットを購入した後、展示場は52階の展望台にあるのですが、そのエレベーターに乗る前にピクサーについての紹介ムービーがあります。
見ても見なくても入れるのですが、今回子連れでドキュメンタリー要素が強めだったこともあり私はパスして展示場へと向かいました。
エレベーターに乗り、展示場へ到着!
入り口にピクサー作品の制作秘話が書いてありました。
ピクサーのひみつ展では、8つの制作工程を実際に体験しながら見ていくことができます。
●ピクサー作品のアニメーション制作 8つの工程●
1.Modeling:モデリング
2.Rigging:リギング
3.Surfaces:サーフェイス
4.Sets&Camera:セット&カメラ
5.Animation:アニメーション
6.Simulationシュミレーション
7.Lighting:ライティング
8.Rendering:レンダリング
1.Modeling:モデリング
最初の工程「モデリング」では3Dモデルでキャラクターや物の形をつくるところからはじめます。コンセプト・アートに基づき、デジタルモデラーがキャラクターのバーチャル3Dモデルをつくります。
体験コーナーではウォーリーのようなロボットを組み立てるコーナーがありました。
磁石で顔や手足をつけ、色々な種類のロボットをつくることができます。
図形を回転させて円柱をつくったり、三角コーンをつくるコーナー。
座標軸を使って作った形を動かすという体験コーナーも。
この棒で白い玉を動かし、座標を決定していきます。
2.Rigging:リギング
リギングでは、キャラクターを動かすためのバーチャルな筋肉や関節をつくります。
これでモデルの動きを設計します。
表情をCGでつくっていく「フェイスリギング ワークステーション」の体験コーナー。
ここではトイ・ストーリーのジェシーの顔を使って、まゆげの内側・外側、まぶたの内側・外側、瞳の位置などを変えて色々な表情を作っていきます。
(眉毛の位置がおかしいとこんなことになります。。。)
キャラクターによって関節をいくつにし、どこで区切るかを決定し実際に動かします。
例えばウッディは人間のように3つに分けられますが、イラスティガールなんかはゴム人間なので関節がかなり細かく、ぐにゃぐにゃな動きができるように設計されています。
3.Surfaces:サーフェイス
髪や外見などの外見を決めることができるサーフェイス。
最初のモデリングで作られた3Dモデルに対し、コンピューター・プログラムでオブジェクトの表面を再現します。
ここではカーズのクルマのボンネットの色やステッカーを変えることができる体験コーナーがありました。
他にも「レミーのおいしいレストラン」の1シーンを使って、物体をザラザラとした表面やツルッとした表面に変えたり、色を変えたりすることで変化の違いを体験できるコーナーもありました。
4.Sets&Camera:セット&カメラ
セット&カメラではセット・デザイナーがバーチャル世界を構築します。
カメラ・アーティストはバーチャル世界を撮影するカメラマンです。
バーチャルセットはこんな感じで作られています。
ベッドやぬいぐるみ、小物などをどこに配置するかで世界をデザインしていきます。
また、部屋と同様に自然もデザインができます。
草のはやし方によっても画面の印象・演出を変えることができますよね。
ここでは草の長さを変え、自然を作り出す技術が体験できます。
5.Animation:アニメーション
キャラクターを実際に動かすのがアニメーション。
アニメーターがキャラクターに演技をつけ、命を吹き込む瞬間です。
アニメーションではモンスターズインクのマイクに手の振り方をつけるコーナーがありました。
手の振り方などをとるだけでも、キャラクターの印象が変わってきます。
ピクサーでおなじみデスクランプを使った、ストップアニメーションの体験コーナーもありありました。
ランプを少しずつ動かしながら写真をとり、それを連続で再生することでアニメーションをつくります。
6.Simulation:シュミレーション
シュミレーションではプログラムで髪の毛や衣服を本物のように動かします。
キャラクターが動く際により自然な動きに見せるために、数式を使って髪の毛や衣類の揺れ方を決めていきます。
7.Lighting:ライティング
ライティングでは昼や夜などの明かりを調整します。
照明デザイナーが照明効果にシーンに強弱をつけ、ストーリーの情感を引き立てます。
照明効果と一言に言っても、直接照明や間接照明、光をどこから当てるのか、照明の色は何色なのか…などとかなり奥深いです。
同じ海のセットの中でも照明を変えることで、表情をガラッと変えることができます。
「カールじいさんの空とぶ家」のインテリアのセットで照明を変え、演出を変えるコーナーもあります。
8.Rendering:レンダリング
最後の工程「レンダリング」では映画館などで楽しめる状態にします。
今までの7工程で作ってきたCGやデータをまとめ、映画として楽しめるように最終的な2Dイメージへと変換していきます。
体験コーナーはここが一番難しかったせいか、空いていました。笑
ピクサーのひみつ展は子連れでも楽しめた!
恥ずかしながら、今回ピクサーのひみつ展に来るまでは絵を書いてそれをCGにして動かして…というイメージがあったのですが、私の想像していたものがガラッと覆されるような展示会でした。
ピクサー作品の中でいかに数学や科学が使われているのかを知るだけでなく、実際に体験もできるというとても楽しい展示会でした!
この工程の裏にも設計するためのプログラミングやデザイナーなど、関わっている人や細かい制作工程があるのだろうな…と思うとピクサー作品の偉大さがわかりますね。
子供にも楽しめるのかというところですが、全体的にわかりやすく説明されており、体験コーナーも簡単なものにされているので大人はもちろん、子供でも飽きずに十分に楽しめます。
うちの3歳の息子でも退屈することなく、楽しめました。(どこまで意味がわかってるかは別ですが。笑)
このようなクリエイティブかつサイエンティフィックな展示会はなかなかなく、子供の刺激にもなりそうです!
親としてはこの展示をきっかけに、少しでも数学や理科に興味を持ってくれたら嬉しいですね。
ちなみに展示会は展望台でやっているので、景色も楽しめますよ!
今回はお昼でしたが、夜も綺麗なのでおすすめです。
最後にグッズ売り場もあり、おもちゃなども豊富にあります。
子連れは捕まらないように注意です^^;
ピクサーが好きな人にぜひ読んでほしい記事はこちら☆
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